この記事では、これからエンジニアへの転職を考える人なら、Pythonを勉強して、Pythonエンジニアになるべき理由を簡単に説明します。
結論を先に言えば、伸びている市場に参加した方が、活躍するチャンスを得やすく、結果的に給与も上がりやすい。Pythonが関わるAi・IoTは国策にもなってるので成長が約束されてるからコスパいいよね、ってお話です。
今から参入するなら、成長率の高いPython関連市場は第一選択肢
企業分析のフレームワークで3C分析というのがあります。
Company:自社
Competitor:競合
Customer:市場・顧客
の頭を取って3Cです。
企業の現状分析にもよく使われますが、今回は「新規事業」の観点で使います。
新しい市場へ、新規参入する時は、この3Cを以下のように使います。
Custormer:どの位の成長性のある市場に、どのような顧客ニーズがあるか
Competitor:その中で競合がどのような価値提供を行っているか
Company:その中で、自社の強みを生かして、競合と差別化し、顧客ニーズを満たすにはどうすればいいか?
さて、Python学ぶ意味の話じゃねーのかよ。と思ったあなた、もう2行だけお付き合いください。
なんでこんな話をしたかと言えば、
「市場・顧客選び」って超絶大事なんです。
基本的に、成長していない市場は、よほどのことがない限り既存のプレーヤーが圧倒的に有利です。しかし、成長している市場は、新たな需要や顧客ニーズが生まれているため、新規参入者にも大きなチャンスがあります。
これを転職に置き換えてみましょう。
平たく言えば、
伸びている市場に参加した方が、活躍するチャンスを得やすく、結果的に給与も上がりやすい。
ということです。
Pythonは毎年トップランクに成長しているプログラミング言語
Pythonの求人の成長率は、毎年10%位の勢いで増えています。
ITエンジニアの転職支援をしている、レバテックの2020年7月のデータでも、PythonがJavascriptと並んで40%近い成長をしているモンスター言語ということがわかると思います。40%成長って普通にやばいです。
求人の数もさることながら、給与面も良いです。
今度は、エンジニア転職を支援してるpaizaのデータです。平均給与も600万円弱とかなりのレベルです。ScalaやTypeScript、GO言語など、Pythonより上位の言語は、そもそもの求人数が少ないため、希少価値が給与に反映されている面があります。
求人数も多く、給与も平均以上というのがPythonのいいところです。
つまり、今から勉強して転職するなら、エンジニアという職業は食いっぱぐれる可能性の少ない優良な職業であり、その中でもPython関連(つまりAIやIoT)市場は、資金の流動性も高く、政府の後押しもあり、成長が約束された市場、ということです。
参入するなら条件の良い成長市場、というのは鉄則
余談ですが、投資の世界でも、日本株よりも米国株が注目を集めるのは、日本の成長が横ばいから縮小傾向なのに対し、アメリカは世界最大のGDPを誇りながら今なお成長を続けているからです。ある程度の安定した市場環境があり、かつ成長率の高い環境に投資するのが、コストパフォーマンスがいいんです。(というか、縮小市場に投資するコスパの悪さが最悪なんです)
Pythonという、成長が約束され、現在条件もどんどん良くなっている分野が目の前にあります。エンジニアへの転職を考え始めた、というあなたは、ぜひPythonエンジニアを第一候補に考えてみてください。きっと、面白いことがたくさんできると思いますよ。