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embot(エムボット)を元ロボット教室講師が作ってみた評価・感想

図工気分で作れるembot(エムボット)を、元ロボット教室講師が作ってみた評価・感想

この記事は、

・embotが気になる人
・ロボット教室が気になるけどまずはライトに始めたい人
・子供がプログラミングに興味を持ち始めたけど、何から初めていいの?な人

に向けて書いています。

私はロボット教室で講師や教材作成をしていた経験があるので、元プロの観点から、「どんなロボットが作れるのか」「embotのメリット・デメリット」「embotの使い方」を説明します。

端的に言えばポイントは以下の5つです

1.安く気軽に始められる(定価6600円(税込))
2.自分で作って完成させた達成感を味わえるし、しかも動かせる
3.ロボットだけど、かわいい
4.ダンボールなので、色を塗ったりデコレーションできる
5.解説動画が丁寧についているので、機械やパソコンが苦手な親御さんも安心して子供をサポートできる

embot(エムボット)を使ってみるおすすめの人は、

ペーパークラフト好きで、プログラミングして作ったものを動かしたいというお子さん」や

「ロボットとかプログラミングに興味があるけど、かわいいのがいいというお子さん」

ですね。



embot(エムボット)とは、どんなプログラミングおもちゃ?値段は?

embot(エムボット)は、トミカ・プラレール・リカちゃんなどでおなじみ「タカラトミー」が販売する「プログラミングおもちゃ」。いわゆる、知育玩具に属します。

開発は「ドコモ」。先端企業の新たな取組みです。

値段は定価で6600円(税込)

おなじプログラミングおもちゃに属するLEGO Boostが定価19800円

リモコン操作型のラジコンロボットが4~5000円することを考えると、

自由にプログラミングできるプログラミングおもちゃで6600円は割と手を出しやすいのではないでしょうか?

embot(エムボット)の特徴:ペーパークラフト×プログラミング!

エムボットはダンボールクラフトにモーターやLEDライトを組み込んで、プログラミングして動かすものです。

ダンボールクラフトでできるのは、クマやうさぎなど、可愛い動物。しかも、自分で好きに色塗りもできるので、よりかわいく・かっこよくデコレーションすることも簡単です。さすが、タカラトミー!

 

なにより、説明がアプリや動画で丁寧にされているので、

「メカ音痴で、ロボットとかパソコンとか、子供が困ってるときに一緒に困っちゃう」

という心配な親御さんも大丈夫!

お子さんと一緒に、説明動画を見れば、大体のことは解決可能です!

エムボットを使っている人はどんな人?

エムボットをどんな人たちが使っているのか、タカラトミーがアンケートを取っています。

エムボット利用者アンケート

男女問わず幅広く使われていて、小学校2~4年生が半分。でも、年長さんが10いたり、中学生も使っていたりと、幅広く楽しめるものだということがわかりますね。

当然、お子さんが興味を持ったというのが前提になりますが、

「うちの子にはまだ早いんじゃ・・・?」
「もう高学年なのに・・・?」

と思う必要はなさそうです!


エムボットの内容:含まれているパーツは?

エムボットには、組み立てて動かすためのパーツが入っています。

<エムボットの中身>

・本体用ダンボール(3枚)
・説明書(1枚)

エムボットの中身

・embotコア(1個)

エムボットコア
・ブザー(1個)、LEDライト(2個)、サーボモーター(2個)、モーター用パーツ(1式)

エムボットのパーツ

*プログラミングして、動かすためには、これに加えて、「電池」「PC・スマホ・タブレットのいずれか」が必要です。

セットの中身を見ても、LEDにモーターにブザーがついているため、
・音を鳴らす
・光らせる
・動作をする
といった、プログラミングするだけだと味わえない、

「自分の作ったものが動く経験」

ができることがエムボットの一番の売りかなと思います。

プログラミング教材だと、画面の中では動きますが、どうしても実物がないので、動いている実感がわきにくいんですよね。

特に小学生だと、
画面の中の動きだけで十分満足できる人と、
実際のものが動かないと満足できない人・関心がわかない人の
差が激しいです。

そのため、「手軽に自分の作ったものが動く経験」をしてほしい、と思ったら、最低限以上のものがそろっているエムボットはいい選択肢ですね。

エムボットには、
・本体
・モーター
・ブザー
・LED
が含まれているので、
実物を動かす楽しみ」が大きいです!

 

エムボットは子供一人で作れるの?

エムボットを買うにあたって、一番気になるのは、

・子供一人で作れるのか
・子供が完成まで行って、プログラミングできるのか

ということもさることながら、

・大人にどのくらい負荷がかかるのか
・大人がパッと見てわかるのか?

大人への負荷、わかりやすさじゃないかと思います。

結論から言って、
小学校3,4年生のお子さんであれば、十分一人で作れると思います。

小学校低学年のお子さんが引っかかるポイントは、
・うまくダンボールが切り離せない
・山折りと谷折りの区別
・差し込んで固定するパーツを、きちんと最後まで差し込む
があげられます。

エムボットはお子さん一人で作ることを想定して、かなり丁寧に動画でのガイドを作っています。それを見たら、上記の内容はきちんと説明されています。

ただ、低学年のお子さんは特に、きちんと説明されているから、きちんと再現できる、とは限りません。

どうしても、キャッチできる情報にばらつきがあります。なので、困ったときに、さっと助けてあげたり、ヒントをあげられるところに大人がいたほうが、確実に組み立てが最後までできるでしょう。

絶対にフォローが必要な「電池入れ」

これは、苦手な人だと大人でも難しいかもしれません。電池を入れるのが思ったより大変です。小学校3,4年生のお子さんでも一人だと難しいかも。

1.電池ケースのストッパーを押さえるエムボットの電池の入れ方12.ストッパーを押し下げたままフタをスライドさせる
エムボットの電池の入れ方2

3.フタがあいたら電池を入れるエムボットの電池の入れ方31

以上なのですが、実際にやってみると、結構大変です。同じような作業をやったことがないと、自力でやるのは難しいでしょう。こういう作業苦手な人は、大人にもたくさんいますよね。

逆に言うと、どうしても手伝いが必要そうなのはこのくらいで、ほかはほとんど自力でできると思います。

工作に慣れてる人でも、思い込みでやると間違えることも・・・

逆に、高学年のお子さんだと、説明を見ないで、やり方を間違える、なんてこともあるかもしれません。私も最初、山折りと谷折りを間違えました(笑)

○エムボットの正しい顔

正しいエムボットの顔×エムボットの間違った顔

エムボットの間違った顔

何が間違ったかわかりますか?

・・・そう。山折りと谷折りを間違って、ダンボールに印刷されている印が表に出てしまってるのです。

なので、私も途中からちゃんと動画を見つつ組み立てるようになりました(笑)

エムボットを作るのにかかる時間は?

エムボットの完成図

完成すると、かわいいうさぎさんになりました。
お腹のLEDが何とも言えず、カラータイマーっぽいですね!プログラミングすると、カラータイマーのように、点滅させることもできます。

工作に慣れた大人がやると、20~30分でできる簡単な工作でした。

基本的に、段ボールを型から外して、折ったり差し込んだりする作業なので、するする進められます。

実際に組み立てるときには、アプリにある「ロボットの組み立て方」を見ながらやります。1つ1つのパーツをどのように組み立てるのかを動画で教えてくれるので、エムボットは非常に親切です!

アプリの説明画面エムボット組み立て案内

お子さんが、途中で組み立て方がわからなくなってしまったら、わからなくなった場所の説明動画を一緒に見てみましょう!

動画を見ると、何をしないといけないのか非常にわかりやすく説明されています。お子さんも、大人と落ち着いてみると、何が間違っていたのか自分で気づいてしまうかもしれません。

どうしてもできない場合も、ヒントも出しやすくなります。

この辺の作りの丁寧さは、さすが老舗おもちゃメーカーです!

いま話題のプログラミング教育に最適!
【embot】プログラミングおもちゃ

実際に作ってみてわかった、
エムボットのおすすめポイント!

私はこれまでmicro:bitやLEGO Mindstormなどいろいろ、プログラミングおもちゃを扱ってきましたが、エムボットを使ってみて、おすすめポイントが4つ思いつきました。

1.自分で作って完成した感を味わえる
2.見た目がかわいい
3.自由にデコレーションできる
4.プログラミングも操作が簡単

1.自分で作って完成した感を味わえる

ある程度の型があるとはいえ、ただの段ボールだったものを自分で動物の形にして、しかもプログラミングして動かせます。

この完成した時の達成感を味わえるのは一番大きなポイントだと思います。

すでに完成しているロボットだと、組み立てた達成感は得られませんし、
LEGOだと複雑すぎて途中で挫折する人も多いです。

エムボットは、難易度が初心者にちょうどいいレベルに仕上がってます。

2.見た目がかわいい

段ボールのロボットと私も最初は侮っていました。

でもパッケージといい、完成した姿といい、シンプルなのに案外かわいいです。

LEGOだといかついので、このかわいさはかなりポイント高いですね!

耳や口のあたりはいくつか組み合わせがあります。私はうさぎにしました。

3.自由にデコレーションできる

私は今回やりませんでしたが、ベースがダンボールであるというメリットが最大級に生かされるのはこの点です。

どんなロボット教材、どんな工作をしていても、子供が一番盛り上がるのは、
「完成した後の、改造!デコレーション!」です。

これは、どんな教材を使っていたとしても同じです。

一度完成した達成感を味わった後の、
今度は「自分だけのもの」にしていく時間。

頭をフル回転させながらオリジナルの形にしていくのは、楽しいものです。

ダンボールなので、ポスカで色を塗ったり、折り紙やフェルト、モールなどを使って、服やアクセサリーを作ったり、できることは様々。

ここは、ほかのプログラミングおもちゃにない、
エムボット独自の圧倒的ないいポイントです!

4.プログラミングも操作が簡単

エムボットは、本体を作っただけで終わりません。プログラミングもできます。モーターやLEDライト、ブザーをプログラミングすることで動かすことができます。

自分で作って完成させた動物が、
デコレーションで自分のオリジナルになって、
さらに自分のプログラムで動く!

エムボット、完璧です。

エムボットの物足りないところや、向いていない人は?

ここまで、エムボットの良いところに注目してきましたが、当然エムボットも完璧じゃありません。

もうすでに、ロボットやプログラミングを経験したことがある人にとっては、エムボットはどうしてもできることが限られているため、向かないこともあるかもしれません。

センサーがないのは物足りない

ここが一番大きなポイントですね。

スイッチだけでも使えたらよかったのになぁと思いました。

プログラミングをするときにも、スイッチを「押す」「長押しする」「押した回数をカウントする」など、スイッチ1つあるだけで一気にできることの幅が広がります。

逆に、エムボットを使ってみて、センサーを使ったいろいろなプログラミングをしたい、という気持ちになったら、さらにレベルの高いロボットキットに移行するタイミングかもしれません。

必ずPC、スマホ、タブレットと接続しないと動かせないのもマイナス

エムボットには作ったプログラムを保存しておくことができません。

そのため、毎回PCやスマホとエムボットを接続して、プログラムを実行しないと動いてくれないのです。

作り終わった後に、ちょっと動いてほしい、というときのハードルがちょっと高いのはマイナスですね。おいておくだけでもかわいいのですが・・・

センサーを使って、自律型のロボットを作りたい人には不向き

エムボットは、センサーに対応していません。

なので、スイッチを押したらLEDが光る、とか、
近くに寄ったらセンサーが検出して、モーターを動かして手を振ってくれる、
みたいな高度なことはできません。

そのため、しばらく遊んでみてたけど、飽きてしまった、という場合には注意が必要です。

もっとプログラミングでいろんなことをしてみたい、複雑なロボットを作ってみたい、という興味が湧いたのだとしたら、embotでは受け止めきれないということです。

その時は改めて、他のオプションを考えてみましょう。

ただ、逆に言えば、ロボットやプログラミングに興味があるかどうかを判断するための最初の1歩としてはこれ以上ない働きをしたということでもありますねエムボット

実物が動くことに興味がない人には不向き

動くものなんて要らない!

猫のキャラクターが動いてくれれば満足だよ!

という人も、エムボットは向いていませんね。

エムボットの売りは、自分で作った動物が、自分のプログラムで動いてくれるところです。

そういう人は、無料のスクラッチだけでも十分満足できるかもしれません。

エムボットはどういう人におすすめ?

エムボットは、
・ペーパークラフトや図工から一歩先を行って、動かすところまでやりたい人
・ロボットやプログラミングに興味があるけどやったことがない人
に特におすすめです

ペーパークラフトの一歩先を行きたい人

エムボットはダンボールクラフト+プログラミングができるところが基本にあります。

なので、ダンボール工作など、ペーパークラフトが好きなお子さんは、自分で作ったものが動くので間違いなく楽しめます

色を塗ったり自分なりのカスタマイズをできるのも、工作好きのお子さんにとても喜ばれるポイントですね。

普通のロボットキットは、発展させようと思うと高価な拡張キットを買わないといけませんが、エムボットは画用紙や折り紙などのレベルからスタートできます。

さらに拡張キットもありますが、3000円程度。本体と合わせても1万円くらいでいろんなことができるので、手軽さがよいですね。

ロボットやプログラミングをやったことない人

エムボットは、ダンボールで動物を作って、プログラミングして動かすプログラミングおもちゃです。

作りもシンプルでまさに入門向です。

ロボットやプログラミング、
といわれても最初はピンとこない人も多いでしょう。

かといって、プログラミングスクールに通ったり、ロボットキットを買って、使わなくなってしまったらもったいないし、、、

という方には、エムボットはとてもおすすめです。

プログラミングをして、ロボットを動かす、という体験をするには充分な機能を備えています。また、iPhone, Android問わずスマホで作り方の動画も見られればプログラミングもできます。当然iPadなどのタブレットも使用可能。

手軽に始める、興味があるかを確かめるにはもってこいの商品です。

価格が定価で6600円というのも絶妙です。
これ以上安くなると、今度はできることが少なすぎてしまう感じがしますし、
高価なものは高機能すぎて最初に使うには難しすぎます。

そういう意味で、ロボット・プログラミングの入門としてバランスが取れていますね。

エムボット公式サイトへ

まとめ:エムボットはプログラミングをする最初の一歩にピッタリ!

エムボットは、プログラミングの入門として、
かなりバランスの取れたおすすめプログラミングおもちゃです。

作りのかわいさ、とっつきやすさ、
工作の難易度、プログラミングのやりやすさ、
カスタマイズのバリエーション、
値段など、どれも小学生が始めるのに程よいバランスが取れています。

お子さんが、プログラミングに興味を持ったけど、何から始めていいかわからない、という親御さんは、ぜひエムボットを使ってみてください。

一緒に楽しめること間違いなしです!



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