ProgateよりUdemyがプログラミング初心者におすすめな4つの理由
プログラミングを始めようと思った時に、学習法などたくさんあります。
無料で使えるProgateをおすすめする人も多いですが、
私は本1冊分の値段の動画講座「Udemy」を最初の一歩におすすめします。
理由は4つです。
1.動画なので最初に流し見ができる
2.自分のパソコンに環境が作れる
3.プログラムをアウトプットし、動かしながら学べる
4.買いきりなので費用が明確であとからいつでも見直せる
Udemy(ユーデミー)とProgate(プロゲート)の違いは?
一番最初のとっつきやすさは圧倒的にProgateなのですが、ちょっとでもプログラミングに慣れてきたらUdemyのほうが良いです。
Udemyとは?
Udemyは動画でプログラミングを学べるサービスです。
55000以上のオンラインコースがあり、学べる内容も多様です。
初心者から上級者まで多様なラインナップがあるため、あなたの目的に応じた講座を選ぶことができます。よくキャンペーンを実施しているので、大体本1冊分くらいの価格で受講できることが多いです。
特に初心者向けの講座はキャンペーン対象となっていることが多いです。
例えば、Pythonの環境づくりから簡単なWebアプリ作成までを実施できる講座もあります。
Progate(プロゲート)とは?
ブラウザ上でプログラミングができ、その場で採点してもらえるプログラミング学習サイトです。非常にシンプルで、パソコンが苦手な人でもさっとプログラミングができるのが特徴です。
また、以下のように、TwitterやFacebookに達成状況を投稿できるため、
他のProgateユーザーと仲間意識を持ちながら進められます。そのため、1人で地道に勉強するよりもハードルが低いです。
【プログラミング学習のProgate】Reactのレベルが4にUPしました! https://t.co/ejQO7H5pfr #Progate
— タク@パラレルワーカー (@kubotaku7) 2019年3月11日
無料で、HTML、CSS、Javascript、Ruby、Pythonなどの入門講座が受けられるため、プログラミングがどんな感じなのかをお金をかけずに知りたい、という人にはメリットも多いです。
Udemyがおすすめな4つの理由
1.動画なので一通り流し見ができる
Udemyの講座は1〜4時間の講座がテーマごとに5〜15分程度の動画に分割されて構成されています。
最初に気になる部分をかいつまんで視聴しておくこともできれば、
まずは通しで一通り聞き流して、全体像を把握しておくこともできます。
講座内では、画面に実際のプログラムを表示して、先生の画面と同じように自分のプログラムを作成する場面が多いです。そのため、一回どんなことをやっているのかを把握できれば、スムースに学習を進められます。
また、わからなくなった時に戻るのも簡単です。動画が小分けになっていて、目次がわかりやすくなっているためです。目的の箇所にはすぐ戻ることができ、効率よく学習が進められます。
2.自分のパソコンのプログラミング環境を整えられる
自分のパソコンでプログラムを作るにはどうしたらいいのか?というのが、初心者のよくある悩みです。そのため、プログラミングの初心者向けの本では、パソコンの環境づくりからスタートすることがほとんどです。
Progateの場合だと自分のパソコンに環境を作らなくても、ブラウザ上でプログラミングができてしまいます。一見Progateのほうが良さそうに見えます。しかし、あなたのパソコンにプログラミングしてすぐ実行できる環境が合ったほうが、学習効率が良いです。
「学んだことをちょっと応用して自分で試してみる」というのは学習する上で非常に重要です。自分で考えてアウトプットしているため、記憶にも残りやすくなります。また、そこでもしエラーが発生したら、それがなんで起きたのかを考えるきっかけにもなり、一層理解が深まります。
「ちょっと応用して試す」をやりやすい環境があなたの手元にあるのは、学習が進み、内容が高度になるほど効果を発揮します。
だとすると、最初から手元に環境を作ってしまったほうが良いです。
3.動くプログラムをアウトプットしながら学べる
Udemyは、あなたのパソコンにプログラミング環境を整え、先生と一緒にプログラミングをしていくのが基本的な流れです。
そのため、必ず手元でプログラムを動かすことになります。
最初は足し算、引き算、言葉の表示(Hello World)などから始まるのはお約束ですが、例えばPython/Djangoの入門講座では、
「日記帳」「社員管理システム」「ミニブログ」「動画投稿サイト」「手書き文字の識別」などのアプリケーションを作成します。
課題のコピーとはいえ、自分でシステムを一からプログラムし、
アップロードし、公開する、というプロセスが体験できます。
また、講座の中ではよくあるミスなども教えてもらえるので、
自分でリスト化しておくと、困ったときの助けにもなります。
Progateだと、ブラウザ上の環境が整いすぎていて、自分でなにかをする、という感じにはなりません。算数ドリルのプログラミング版、といった感じです。
手元の環境であなた自身のシステムをプログラミングできる、というのはUdemyの大きなメリットです。
4.買いきりなので、費用が明確であとからいつでも見られる
Progateは無料のプランと、月額980円のプレミアムプランがあります。
無料だと各プログラミング言語の「基礎編」が、
プレミアムプランだと「応用編」「実践編」が学習できる、という仕組みです。
内容と比べて非常に安くて良いプランではあります。しかし、このような定額課金プランだとどうしても、使わないときの「課金停止漏れ」が起こりうる、という欠点があります。
特にUdemyの初心者向けコースで学ぶような、アプリ作成までできる「実践編」を学ぼうと思うと、15〜20時間程度の学習時間は少なくとも必要になります。そうなると、2〜3ヶ月の課金は必須でしょう。(まとまった時間が取れるならまた別ですが・・・)
大体3000円と考えて、Udemyのコースと同じくらいです。そうすると、一通り学び終えて、あとから見直したくなった時に課金する必要があるProgateと、本と同じようにいつでも見られるUdemyのどちらがいいか?という話にもなってきます。
私はUdemyをおすすめします。実際に乗り換えました。
それでもProgateを使ったほうがいい人
Udemyになくて、Progateにあるメリットももちろんあります。
1.SNSでレベルアップ状況を公開したい
SNSで自分の学習状況報告したり、他の学習者とつながることでモチベーションがかなり高まります。そのような効果が欲しい人は、Progateをやったほうがいいでしょう。
2.自分のパソコンで環境づくりが絶対できない
Progateはブラウザ上で完結する学習サービスです。そのため、学んだことを自分の環境でも実施してみないと学習効果がない、とも言われます。
逆に、自分のパソコンにプログラミング環境が整っていなくてもインターネットに繋がりさえすればプログラミングができるので、自分のパソコンでプログラミング環境を整えてはいけない、という制限がある人は、Progate一択です。
3.自動採点をしてほしい
Progateは自動採点付きのプログラミングドリルのようなものです。
そのため、あなたが作成したプログラムについて、正誤判断をしてくれます。
すぐにフィードバックが得られる、というのは非常に良い点です。
初心者におすすめの「アウトプットがでる」講座
プログラミング初心者が始めるのにオススメなプログラミング言語は、
「Scratch(スクラッチ)」
「Python(パイソン)」
「Ruby(ルビー)」
「Javascript(ジャバスクリプト)」です。
プログラミングした内容をパソコンの画面上で簡単に実行できるからです。これらのプログラミング言語は、目的に応じて選び方が違います。
タイピングが苦手でアイコンを並べるところからスタートしたいなら「Scratch」
Webサイトを作りたいなら「HTML、CSS、Javascript」
Webアプリを作りたいなら「HTML、CSS、Ruby」
AIや機械学習などデータ処理をしたいなら「Python」
タイピングが苦手でアイコンを並べるところからスタートしたいなら「Scratch」
ScratchはMITメディアラボのライフロギングキンダーガーデングループが作ったビジュアルプログラミングシステムです。要は、アイコンを並べるだけでプログラミングができるという非常に簡単でわかりやすい学習用のシステムです。
わかりやすい反面、データ分析やWebサイトづくりなどの高度なことはできません。あくまでも「プログラミングってどんなこと?」というのを学ぶのに使われます。
特に小学生のプログラミング必修化に当たり親もわかっておきたい、という人におすすめです。
Webサイトを作りたいなら「HTML、CSS、Javascript」
Webサイトを作るのに必要なことが36時間半の講座にこれでもか!と詰め込まれているのが、「世界で7万人が受講!未経験からWebプログラマーになるための全て」2018年最新版です。
学習内容
本コースを完了すると、簡単なwebサービスが作れるようになります。
本コースを終了することで技術知識が0だった方でも、技術会話を専門の技術者の方とする事が出来ます。
本コースを終了する事でweb開発のコアになる多くの言語をカバーする事が出来ます。
Webサイトの構築でよく使われる、HTML, CSS, Javascript、PHP, MySQLといった内容を全くの初心者がとっつきやすいように解説されています。Web担当になって、Webサイトについて理解しておきたい、という人におすすめです。
Webアプリを作りたいなら「HTML、CSS、Ruby」
Webアプリの作成でよく話題になるRubyを使いたい、という人は、Web開発入門完全攻略コース – プログラミングをはじめて学び創れる人へ!未経験から現場で使える開発スキルを習得!がおすすめです。
Webサイトの構築でよく使われる、HTML, CSS, Javascriptに加えて、Ruby, Ruby on Railsといった、最新のWeb開発シーンでよく使われるフレームワークのRuby on Railsを使った開発まで行えます。
機械学習やAIに興味があるならPython
Python初心者向けのUdemy講座は別記事でも紹介しています。1つ上げるとすると、Pythonを学習したい人は、機械学習でビッグデータの処理をしたい、とか、AIを作りたい、という人が多いと思いますので、Pythonと機械学習の入門をできる講座がよいでしょう。
実際にプログラムを動かしてみて、よりプログラミングへの興味が深まったら独学か、プログラミングスクールで本格開発
Progateにせよ、Udemyにせよ、講座内で決められた内容をトレースしながら学習するのがゴールです。
そのため、あなたの考えるオリジナルのプログラムを作りたい、と思ったらプログラミングスクールに行ってみるのがおすすめです。
プロのエンジニアのメンターにあなたの作りたいプログラムに必要な内容、設計の仕方などを相談しながら一つ一つ形にしていくことができます。
そこまでイメージが付いていたら、もしかするとエンジニアに転職したい、という人もいるかも知れません。
仕事をしながら教養としてプログラミングを身につける場合と、
転職を前提としてプログラミングを学びたい、という場合ではプログラミングスクールを選ぶ観点が異なってきます。
以下の記事でそれぞれを紹介していますので、ぜひご一読ください。