プログラミングスクールを選ぶ前に知っておきたい5つのポイント
<本サイトで申込みの多いAI系プログラミングスクール>
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プログラミングを身に着けて、
将来性のあるエンジニアに転職したい、
あるいは、
今の仕事をレベルアップしたい、という人が増えてきました。
プログラミングスクールに通って転職を考える人も多いですが、選ぶ前に知っておきたいポイントがあります。
私がプログラミングスクールに実際に通ったり、取材をした経験からわかった5つのポイントをご紹介します。
プログラミングスクールもビジネスなので慈善事業ではない!
お金が余りまくっていて、趣味としてプログラミングスクールを運営している、なんて奇特な人はいるんでしょうか?
それであれば、受講生にプログラミングを「体験」して、満足して帰ってもらっても、問題ないかもしれません。
しかし、普通のプログラミングスクールは教育ビジネスとして行っています。ビジネスであるからには、「利益」を上げないといけません。となると、必然的に期待しては行けないことがあります。
1.手取り足取りプログラミングを教えてはくれない
手取り足取り教える、つまり「受講生が受動的で良い」というのは、2つの意味で期待してはいけません。
1つ目は、受講生1人あたりにかける講師数が多いほど、人件費がかさむ。
これは当然ですね。受講生が自走しないということは誰かがサポートしないといけないわけで。自走しないで済むくらいにサポートしようと思ったら人件費が果てしなくかかります。
ビジネスとしてのリスクがダダ上がりするので、良くないですね。
2つ目は、受動的に学んだことなんて、仕事で使えないから意味がない
そもそもの教育の問題です。
自分の頭で考えてアウトプットして、アウトプットを自分で見直して考え、完成させる。
この工程に勝る学びなんてありません。
講師の役割は、自分の頭で考える素材、つまり知識の獲得を効率よくすること。
メンターの役割は、アウトプットを自分で見直す時のヌケモレを防止して、効率よくすること。
このくらいです。結局「受講生がなにをできるようになるか」を考えたら、必然的に自走してもらう形になるのです。
2.未経験から1000万プレーヤーみたいに、キャリアをジャンプアップさせることはできない
これも当然ですね。
こんなことができるのであれば、プログラミングスクールの運営企業に誰も入りません。1000万円プレーヤーにしてくれる企業に、転職します。
これがいかに現実的でないかはわかりますよね?
基本的に転職後の収入は「入社後の利益創出期待値」で決定します。
つまり、入社してから、
どのくらい早く業務をキャッチアップして、
どのくらい早く必要な業務を一人でこなせるようになるか、
ということです。
例外的に、1000万円プレーヤーになれるパターンがあるとすると、
「元々エンジニアをやっていた人が、AIを身に着けて転職した」というパターンくらいです。
Webエンジニア歴10年 × AI未経験(しかしKaggleに挑戦したり、自分のアプリを作っていたり、ポートフォリオはある)という感じ。
これなら、経験10年もいらないかもしれません。あくまでもこのくらいの特殊なケースしか、急に高い給与は得られない、ということを把握しておいてください。
エンジニア未経験、プログラミングスクールで学習(ポートフォリオいくつか)というのは、年収240万〜500万くらいのレンジに収まります。月収20~30万くらいが中心でしょう。
それでも、きちんと経験を積んでいけば、転職難易度は低くなるし、年収も上げやすくなるし、キャリアの可能性は高くなっていきます。しかし、プログラミングスクールはあくまでスタート地点。
すぐに年収が上がるわけではありません。
エンジニアの求人要項を見ると、応募条件のところに「5年以上の開発経験」と書いてあることがよくあります。5年が3年か2年かはバリエーションがありますが。いずれにせよ、必要とされる開発経験が長いほど、高いスキルが求められると考えてください。
エンジニアとしての経験を積むほど、高いスキルが求められる、給与の高いポジションにつけるようになる、ということです。考えてみたら当たり前ですね。
プログラミングスクールのビジネスモデルは?
プログラミングスクールのビジネスモデルは2種類あります。
・受講料モデル
・転職フィーモデル
・両者のハイブリッド
です。
受講料の収入がすべての受講料モデル
たとえば、DIVE INTO CODEの機械学習エンジニアコースは3ヶ月で90万するプログラミングスクールの中でも費用の高いものですが、これは、受講料モデルだからです。
転職支援をしても特に利益が上がりません。そのため、受講料が高くても、受講したくなるような高品質なスクール運営になります。
ただし、受講料モデルのスクールには、「メンターに卒業生を採用する」ところがあります。ほとんど「オンライン教材+ちょっとしたサポート」くらいのレベルです。
スクールの課題には対応できても、一般課題には対応できません。また、エラーの発見能力もかなり劣ります。
また、ゴールが、「与えられた課題を解く」「有名サービスのコピー」か、
「オリジナルサービス開発」か、という点が運営コストに大きく響いてきます。オリジナル開発をサポートできるエンジニアのほうがレベル高いので。
受講料が安い受講料モデルのスクールは、基本的にゴールをゆるく設定しているため、卒業時のスキルもそれなりです。その点は留意してスクールを選びましょう。
時間はお金で買えませんから。
教育する転職エージェントが、転職フィーモデル
たとえば、GEEK JOBは受講料が無料のプログラミングスクールです。
受講生がエンジニアとして転職した際に、紹介料を紹介先の企業からもらうため、その収益で経営をしています。
転職エージェントのフィーは、一般的に年収の30%。転職者が300万円のエンジニアに採用されたら、エージェントには90万円入るということです。
仮に受講と転職合わせて4ヶ月かかって、300万円のエンジニアになったとすると、スクール運営企業としては、
90÷4=22.5万円/月
毎月22.5万円の受講料をもらっているに等しいのです。
しかし、無料のプログラミングスクールは年齢制限を掛けているところが多いです。なぜかと言えば、未経験エンジニアは「ポテンシャル採用」だから。
つまり、0からプログラミングを勉強する「学習意欲」と今後エンジニアとして活躍したいという「情熱」を見て採用を決定しているということです。
なぜ受講料モデルと転職フィーモデルをハイブリッドにするのか?
受講料が高いと受講ハードルが上がり、
転職フィーに依存すると受講生の転職先の自由度がなくなるからです。
運営企業としてのリスクを考えてみます。
転職フィーで運営するプログラミングスクールは、受講生の受講やサポートが短期間であればあるほど、高利益率になります。逆に転職できないと利益は0、どころかマイナスです。
そのため、運営するプログラミングスクールを通じて転職しない場合は受講料を支払う規約になっています。慈善事業ではないので当たり前ですね。
つまり、あと1ヶ月頑張れば50%の確率で年収500万円の会社に入れるかもしれないけど、今なら年収300万円の会社に80%の確率で入れる。という状態であれば確実に300万円の会社に押し込みます。
内定獲得後、1ヶ月も返事を待ってくれる会社はありませんから。
特に確実に転職できる、とうたっているところほど、「転職難易度を徐々に下げていく」、つまり条件を緩和して転職サポートをしていく形を取ります。
ちなみに、これは、転職エージェントだとどこでもやっていることです。
エンジニアの求人案件はかなり水物です。案件変化のスピード感がかなり早くなっています。そう考えると、求人サポート期間が長いほど、良い求人を紹介できる可能性は上がっていくのです。
その余力を会社的に残すために取っているのが、
「授業料も取り、転職サポートもする」というモデルです。
たとえば、DMM WEBCAMPは受講料が68万円かかります。サポート期間をあわせて6ヶ月、つまり月12万円のレベルです。
DMM WEBCAMPはどちらかというと受講料モデルよりなので、自社での紹介にこだわってはいません。しかし、自社のクローズ案件もキチンと持っていたり、企業とのコラボ案件も持っていたりと受講生のニーズにより深くマッチした企業を紹介しようという努力をしています。
このような柔軟な施策ができるのはハイブリッド型のメリットです。企業に人材を送って、そのフィードバックがある環境のほうが、実施しやすい施策もありますから。
プログラミングスクールをうまく使うには?
プログラミングスクールはお金を払って「使うもの」という意識を持っていることです。
とことん使いこなしてやる、という能動的な意識が最重要です。
ビジネスモデル的にも、教育的にも、受講生が受動的で居続けるのは誰にもメリットがありません。
当然、ずっとモチベーションの高い状態を維持できないので、サポート役のメンターがいるわけですが。
自分で計画を決めて、教材を進めていく。
わからなくなったら時間を決めて調べて、それでもダメなら相談する。
課題をちょっとアレンジして自分なりに作り変えてみる、などなど。
できることはたくさんあります。このような能動的な姿勢が合ったほうが、よりメンターからのフィードバックも受けやすくなり、質の高い学びができる、というポジティブなサイクルが生まれます。
逆に、計画を立てず、言われてから課題をこなす、わからないところをほったらかして答えを写す、課題をそのままやって何も考えない、だとわけがわからなくなります。見るからにネガティブなサイクルに入りそうですよね?
具体的にやるべきこと1:計画をカレンダーに入れる
学習計画は、メンターやカウンセラーと相談します。その時に決めたスケジュールは、先にGoogleカレンダーに入れて、予定を抑えてしまいましょう。
有名な「7つの習慣」のタイムマネジメントでも、「大きな石」つまり重要な予定から先に入れるべきと説いています。
先に予定を抑えてしまい、他の予定を学習に合わせていくことが大事です。
具体的にやるべきこと2:タイマーを使う癖をつける
質問できない人のパターンは「こんな質問していいのか?自分で調べたほうがいいんじゃないか?」と考えて、結局時間が過ぎてしまうパターンです。
これを解消するには、自分の「時間制限」を保つ必要があります。
例えば、5分調べて、5分コードを試してわからなかったら、質問する。その過程でやったことはメモにとっておく。
というようなルールを作っておくと、何をどう調べたか、その結果何がわかって何がわからなかったのか、が明確になります。
メモを一緒にメンターと見ながら課題を解決すれば、そもそもの調べ方のレベルが上っていくはずです。ルールを決めておけば、質問する習慣もできて一石二鳥です。
難しいことであればあるほど、時間はかかりますが、解決しないストレスも高まっていきます。ドツボにはまらないためにも、質問するための時間制限ルールはやるべきです。
具体的にやるべきこと3:細かくたくさん開発する
電卓アプリ、ToDoリスト、簡単なゲームなど、細かい開発課題は世の中にあふれています。
外から見ていると簡単そうですが、実際にやってみると色々な発見があります。また一般的な課題であるほど、その解説や失敗パターンも公開されていることが多いです。
大抵の場合、メンターにもサポートしてもらえます。サポートのいる環境で自主開発できるのはかなりのメリットです。
自分のアプリケーションのポートフォリオを強化する意味でも、学んだことを活用して見る意味でも、開発はたくさんしたほうがいいので、おすすめです。
プログラミングスクールにも得意分野がある
プログラミングスクールには色々なプログラミング言語を自由に学べると標榜しているところがあります。これはその通りなのでしょうが、アウトプットの質がどの程度かは、十分に判断したほうがよいです。
例えば、総額10万円でAIや機械学習を学べるAIジョブカレは、Pythonがメイン、サブでSQLやRを学ぶことができます。言語は3種類です。
.ProはPython、フロントエンド、Webマーケティングのコースがありますが、メインはPythonです。
GEEK JOBはPHP、Java、Ruby、インフラを学べるスクールですが、Javaの受講生が圧倒的に多く、転職実績も多いです。
このように、「転職実績」「受講生数」「講師数」から、説明を聞いているスクールがなにに一番力を入れているスクールなのか把握した上で受講を決めるべきです。
もし、話を聞いてもわからない、という場合は、お問い合わせよりご相談ください。
まとめ:プログラミングスクールに行ったほうがいい人は?
独学だと時間がかかりすぎる、モチベーション管理が難しい、という人は、プログラミングスクールに行くのがおすすめです。
費用はかかりますが、自転車に乗れるまでの補助輪や支えの役割をきちんと果たしてくれます。
未経験エンジニアからエンジニアのキャリアをスタートしたい、
そのための第一歩としてプログラミングを学びたい、
という人は転職型のプログラミングスクールにうってつけです。
あるいは「プログラミングスキル」を身に着けて、より面白く仕事をできるようにしたい、という人は、「受講型」のプログラミングスクールが合っています。
転職型のおすすめはDMM WEBCAMPとGEEK JOB、
受講型のプログラミングスクールのおすすめはAIジョブカレ、Aidemyです。
以下の記事で、
厳選したプログラミングスクールを比較しているのでよければ参考にしてください。