SPIKE

LEGO SPIKEを元ロボット教室の講師が使ってみた感想とおすすめのポイント

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LEGO SPIKEを元ロボット教室の講師が使ってみた感想とおすすめのポイント

 

LEGO SPIKEは親子で楽しくロボット・プログラミングを学ぶのにも、お子さんが自分で勉強するのにもどちらもおすすめ

これからプログラミング学習が必修化されるにあたって、子供がどんな宿題を持って帰ってくるのか、不安な親御さんも多いと思います。

端的に言うと、LEGO SPIKEを使って親子でロボット・プログラミングを学校に先んじてやってみる、というのは楽しい上に学びも深いのでおすすめです。

LEGO SPIKEをスクールで学ぶならe-crefus

 

LEGO SPIKEはロボットなのにカラフルで親しみやすい

LEGO SPIKEは、おなじみLEGOが作っている、ロボット・プログラミング教材です。LEGOの作っているロボット・プログラミング教材でいちばん有名なLEGO MINDSTORMとの違いは、カラフルさ。

LEGO SPIKE

LEGO MINDSTORMが白・黒の無彩色をベースにした、メカメカした仕様なのに対し、LEGO SPIKEは黄色の本体に、水色、ピンクと、カラフル。

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参考:LEGO MINDSTORM EV3

そのため、メカに興味がない人にとっても、とっつきやすい仕様になっています。

LEGO SPIKEは小学生でも自習できるわかりやすさと、大人でも学びがある高度さを両立している

例えば、LEGOのロボットで一番わかりやすいのは車型のロボットです。モーターに車輪を付けて、本体とドッキング。センサーを付けて、プログラミングして、、、

というのが、とても簡単にできます。

その上で、本体のロボットの作り方、モーターやセンサーの使い方、プログラムの書き方によって、とても幅広い事ができるのが、LEGO SPIKEの特徴です。

SPIKE for home パーツ説明

出典:https://ev-3.net/spike/

LEGO SPIKEには、様々なセンサーを組み込んだ本体と、2種類3個のモーター、外付けのセンサーが3つついています。

ロボットになれるまでは、使うパーツの種類を少なく、例えば本体とモーターだけ、あるいはセンサーを1つ使う、という感じにすれば、その中でできることに集中することができます。

LEGO SPIKEを使っていくつかロボットを作ってみたら、やっぱり良い教材だと思った

私は個人的にLEGO MINDSTORMやBoost、WeDo2など各種取り揃えているのですが、その理由は、とっつきやすさと奥深さを両立していることにあります。

私は大学でもロボットを先行していたので、ゼミでメカニックなパーツを買ってきて、はんだ付けをしてプログラミングして、機械加工をして・・・

というプロセスを経験しているのですが、その経験の中のコアな部分はほとんどレゴで済んでしまう、というパワフルさがあります。実際、マインドストームのシリーズは大学の研究室でも使われているので有名です。SPIKEが同じように使われるようになっても不思議ではありません。

LEGO SPIKEについているドライビングベースを作ってみた

車型のロボットというのが、センサーを付けて自動停止させたり、前進・後退、回転等様々な基本動作を学ぶのにもってこいなので、今回も基本の車型ロボットとなるドライビングベースを作ってみました。

ベースは34ステップのシンプルなものですが、ここに追加のパーツを作ることで様々な動作を実現していきます。

LEGOの用意したパーツを使ってもいいし、自分の興味あるパーツを作ってみてもいいし、発展は無限大です。

アフレルのLEGO SPIKEを使ったので、オリジナル教材のバスも作ってみた

今回使ったLEGO SPIKEはアフレルというレゴの正規代理店が販売しているものです。アフレルの特徴は、どのキットを買ってもオリジナル教材がついてくることです。

今回は「クローバーシティのお出かけ大作戦」ということで、クローバーシティを走るバスを作って、人を載せてみました。

テキストにはかなりわかりやすく、作り方や目安の時間が書かれています。(テキスト内の漢字が学年によっては難しいかもしれないので、ふりがなを振ったほうがいいこともあるかもしれません。)

教材の都合上、テキストを全て載せることはできないのですが、LEGO Educationシリーズの例に違わず、蓋の上で組み立てるとパーツがこぼれずにいい感じに組み立てることができます。また、紙のテキストなので細かいところも見やすい、よくできてます。

LEGO SPIKEのプログラミング画面がかなり洗練されてきていて、プログラミングしながら困った時のヘルプをみるのも、昔のLEGO Mindstorm EV3と比べて遥かに簡単になりました。

でもやっぱり、紙のテキストの安心感って、デジタルでは置き換わらない価値があると思いますね。

さて、バスにはクローバーシティの住人の女の子と男の子が乗っています。このバスをベースです。お子さんだと大体30分位で作り終わる感じのシンプルな仕上がりです。

このバスをベースに、クローバーシティを走り回るようにプログラミングしたり、センサーを付けて様々な動作をさせたりすることができます。

プログラミングもドラッグアンドドロップ(アイコンを運んでつなげるだけ!)でできてしまうので、タイピングができない、苦手、という人でも安心です。

特に小学生のお子さんだと、キーボードの扱いに慣れていなくて、数字とかアルファベットを探してばかりで、ロボットやプログラミングしている時間が短くて、それで飽きて、「ロボットとかプログラミングは自分に向いてない!難しすぎる!」ってなってしまう人も多いです。

なので、こういうビジュアルプログラミングは入り口としてとてもいいですね。しかもLEGO SPIKEなら実際に自分の作ったロボットが動くので、画面の中だけで完結するScratchなどの他のプログラミング教室とは一味違います。

LEGO SPIKEのプログラミング画面では、ロボットのどこに接続されているモーターやセンサーを動かそうとしているのか、画面に表示してくれるので、これもとってもわかりやすいです。LEGO、さすがですね・・・!

 

LEGO SPIKEはどこで買える?

LEGO SPIKEはLEGO Educationの製品なので、一般人が購入する方法は限られています。

Amazonにも並行輸入品や中古品が売っていることがありますが、おすすめは「アフレル」というLEGO Educationの正規代理店です。個人輸入と異なり、正規代理店名ので、正しいサポートが受けられます。

アフレルは、会社自体の技術力も高いので、LEGO MINDSTORM EV3やSPIKEの技術情報やサポート情報も充実しています。困ったときに参照する先としても覚えておいて損はありません。

アフレルでLEGO SPIKEを買うと、オリジナルのロボット教材もセットで付いてきます。LEGO SPIKE自体は、デジタルテキストしかついていないので、紙のテキストがあると安心、という人にもおすすめできます。

価格は54,000円、税込み59,400円。アフレルのテキストと、LEGO SPIKEのデジタルテキストをあわせて、余裕で2年以上使えます。また、他のレゴブロックとも組み合わせたり、オリジナルのロボット製作もできることを考えると、その可能性は無限大です。

最低2年使うとして1ヶ月あたり2500円、仮に1年だったとしても1ヶ月あたり5000円。これで、楽しくロボットとプログラミングの一生使える考え方を身につけられると思うと、習い事と比べても、かなりコスパがいいんじゃないでしょうか?

 

LEGO SPIKEをスクールで学ぶならe-crefus

LEGO SPIKEがおすすめな人は?

すでにプログラミング教室に通っていて、ちょっとロボットにも興味が出てきた人

プログラミング学習が必修化されるにあたって、プログラミング教室に通う人も増えています。プログラミング教室では、なかなか動くロボットは扱いません。

プログラミングをしていると、ものを動かしたい、ものづくりをしたい、というお子さんもでてきます。でもプログラミング教室とロボット教室両方行くほどではないな、という人には、このLEGO SPIKEうってつけです。

プログラミングの知識があれば、より複雑なことが自分でできてしまうので、お子さんの学校では発揮できない能力もグイグイ発揮できます。

習い事に行くほどではないけど、親子でロボットやプログラミングを楽しみたい人

ロボット教室はどうしても、ロボットを扱う関係上、教室に通うことがほとんどです。

コロナとか感染症の問題、あるいは通学するのが時間の都合、場所の都合などで難しいというご家庭も多いハズ。

そんな方は、ぜひこのLEGO SPIKEを買って、ご自宅で遊んでみてください。LEGOのロボットシリーズは、一見遊んでいるように見えて、いつのまにか学んでしまっていた!みたいな仕掛けが盛り沢山です。

パソコンやタブレットの操作など、最初ちょこっと大人が助けてあげれば、後はお子さんが勝手にぐんぐん吸収していきます。

ロボットにハマって、ゲームをしないでひたすらロボットとプログラミングをやるようになった、なんてお子さんもたくさんいるくらい、かなり魅力とパワーに溢れてます。お子さんの可能性を引き出したい、という方はぜひLEGO SPIKEをお試しください!