機械学習によりPythonがJavaを超え開発者数2位のプログラム言語へ
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イギリスのSlashDataが出した2018年4Qの調査レポートによると、Pythonの利用者数は、Javaを超えて2位になった。なお、1位はJavascript。
【英語】Developer Economics: State of the Developer Nation 16th Edition(2019/4/11)
Python、JavascriptはJava, C#, C/C++と比べて成長が著しい。
Pythonがこれだけ向上した理由は、ひとえに「機械学習(Machine Learning)」に活用されていることに起因する。
このレポートでは、19000人以上の開発者へ調査を行い、11プログラミング言語の利用者数推定を行った。また、2017,2018年の2Q,4Qの推計データと比較して、どのように利用者数が推移しているか、時系列の変化も表している。
開発者への利用動向調査も行い、「何に対して最も使われているのか」「何に対して最も使われていないのか」の2つも調べている。
プログラミング言語の開発者数と利用動向
プログラミングコミュニティのアクティブ度から、開発者数と、開発動向を推定している。
項目は、Web、Cloud、Machine Learning、IoT Device、IoT Apps、AR/VR、Gaming、Mobile、Desktopの9種類。IoTについては、デバイス側とアプリケーション側で差異が大きかったのか、2つに別れて記載されている。
1位JavascriptはWebとCloud(クラウド)向け言語
11.7M(1170万人)と最大の利用者数を誇るのがJavascript。Webを使わない企業はないと言っても過言ではないくらいに活用されているため、この位置になったと考えられる。
また、jQuery、React、Vue.jsなど、便利なライブラリも増えており、すべてのプログラミング言語はJavascriptに帰着する、という人もいるくらいだ。
React nativeをつかったスマホ向けアプリ開発や、React+Reduxを使ったSPAなど、活用の幅は更に広がっており、汎用性の高さからも、この地位はそうそう揺らがないと考えられる。
Web、Cloud向けの2番手言語はPHPなので、JavascriptとPHPがセットで使われる機会が多いのかもしれない。これは、Wordpressが世界のWebサイトで高いシェアを誇り、PHPで書かれていることを考えると自然なことかもしれない。PHPのフレームワークLaravelの人気も上がっており、今後のWeb開発の動向も面白そうだ。
2位Pythonは機械学習(Machine Learning)とIoT向け言語
Pythonは2018年4Qに8.2M(820万人)の利用者数となり、昨年と比べて2.2M(220万人)の増加を見せた。これは2番めに急速に発展した数字だ。
なお、69%の機械学習・AIエンジニアやデータサイエンティストがPythonを使っている。Rが24%であることを考えると圧倒的な数字だ。
日本でも2020年にプログラミングが必修化となり、高校生向けの教科書の中にはPythonを組み込んだものもある。つまり、高校生からPythonを学び始めるのだ。
これがどの程度のレベルになるかはわからないが、全く学校でプログラミングを学んでこなかった人たちよりも、優位に仕事を進められる可能性は高いだろう。
AI関連産業は2030年に86兆円の市場規模になると予測されており、その主流の言語はPythonということを考えると、やはりPythonを学んでおくのは仕事を維持する上ではいい先行投資かもしれない。