プログラマカレッジは、インターノウス株式会社(東京・六本木所在)が運営する、未経験20代向けの完全無料プログラミングスクールです。2014年のサービス開始以来、累計5,000名以上が受講しており、受講料や違約金は一切かからずにITエンジニア就職を目指せる就職直結型のスクールとなっています。現在はオンライン受講が可能で、最短2ヶ月(60日間)という短期間でプログラマーとしての正社員就職を実現することを目標としています。
プログラマカレッジの概要(運営会社・対象者・受講スタイル)
運営会社:IT人材支援のプロ、インターノウス株式会社
インターノウス株式会社 – エンジニア教育や人材紹介・受託開発など、IT人材支援事業を幅広く展開する企業です。自社サービスとしてプログラマカレッジを運営し、受講生の就職支援まで一貫してサポートしています。
対象者:19歳から29歳までの、意欲ある未経験者
主に20代の社会人・既卒の未経験者を対象としています(受講資格は概ね19歳~29歳までで、30代以上は利用不可)。高卒以上であれば学歴や職歴は問わない方針ですが、エンジニア就職の強い意欲が求められ、入校前に適性検査や面談による選考があります。
受講スタイル:全国対応のオンライン学習と選べるコース
完全オンライン(在宅受講)に対応しており、地方在住でも参加可能です。平日日中に集中的に学ぶ「平日5日間コース」(約3ヶ月・420時間)と、働きながら夜に学ぶ「週3夜間コース」(最長5ヶ月・200時間)に加え、個人の習熟度に合わせた「個別研修コース」(最短40時間)があります。※以前は東京(虎ノ門)の教室で対面開催も行われていましたが、現在はオンライン主体で、必要に応じて都内施設でのチーム開発や説明会が実施される場合もあります。受講開始日は毎月設定されており、自分の都合に合わせて入校時期を選べます。
プログラマカレッジのカリキュラム:Web開発全般を学び、実践力を養う
プログラマカレッジのカリキュラムは未経験者に特化した内容で、基礎学習から実践的な開発演習まで体系的に学べる点が特徴です。具体的には、HTML/CSS、JavaScriptといったフロントエンド基礎から、PHPやJavaによるサーバーサイド開発、データベース(MySQL/SQL)操作、Linuxコマンドやサーバー構築まで幅広く網羅します。以下に主な特徴をまとめます。
現場で求められるスキル習得:演習とチーム開発で実務力を磨く
講義形式の学習に加え、演習課題やプロジェクト開発を通じて実践力を養います。例として、PHPを用いた問い合わせフォーム・掲示板・マイページ作成演習や、Java(JSP/サーブレット、Strutsフレームワーク等)を用いたログイン機能や簡易ECサイトの開発演習など、実務を想定した課題に取り組みます。カリキュラム後半にはチーム開発演習も行われ、受講開始から3ヶ月目には受講生同士で1つのWebアプリケーションを開発できるレベルまで成長できます。こうした実践経験により、単なる講義だけでなく協働開発スキルやプロジェクト推進力も身につくよう工夫されています。
学習言語と期間:Java/PHPを中心に、最短2ヶ月で習得
メインで使用する言語はJava(汎用性が高く求人数も多いため)で、必要に応じてPHPも学習します。その他、開発に欠かせないバージョン管理ツール(Git/GitHub)、Webサーバー環境(Apache/Tomcat)、クラウドサービス(AWS)、ユニットテスト(JUnit)、Linuxコマンドなど、付随する技術も幅広く扱います。標準の研修期間は2~3ヶ月ですが、夜間コースでは最大5~6ヶ月かけて基礎習得から実践演習まで進めるため、自分のペースで無理なく学習継続できるようになっています。短期集中で学びたい場合は平日フルタイムで約2ヶ月、並行して働きながら学ぶ場合は夜間で数ヶ月、と柔軟にプランが選択可能です。
資格取得サポート:Java Silver資格を無料で目指せる
希望者には、オラクル社が主催するJavaプログラミング資格「Oracle Certified Java Programmer, Silver」(Java Silver)の取得支援も行っています。カリキュラム内で資格対策講座を実施し、受験料はスクールが全額負担するなど手厚いサポートで資格取得を後押しします。資格取得によりプログラミング知識の客観的証明ができ、就職活動を有利に進めることができます。
クラウドエンジニアコースも提供
なお、プログラマカレッジではプログラマーコース(開発エンジニア育成)以外に、インフラエンジニア志望者向けの「クラウドエンジニアコース」も用意されています。こちらはLinuxサーバー構築やネットワークの基礎から学べるコースで、LPI-Japan認定の教材を使用し、2ヶ月程度でITインフラエンジニアに必要なスキルを習得します。プログラマーコース・クラウドエンジニアコースいずれも無料で受講でき、どちらのコースを選んでも就職支援を受けることが可能です。
講師やメンターの質:経験豊富なプロが伴走
現場経験豊富なエンジニア講師が実践的に指導
講師陣の質もプログラマカレッジの強みの一つです。研修を担当するのは現場実務経験が豊富なエンジニア出身の講師であり、未経験者がつまずきやすいポイントを踏まえて実践的かつ丁寧な指導を行っています。インターノウスは自社で受託開発事業も手掛けているため、講師自身が開発現場の最新トレンドや実務ノウハウを熟知しており、それらを反映した指導が受講生から高く評価されています。講師1人あたりの受け持ち人数は公式には公表されていませんが、レビューによれば質問対応なども比較的スピーディで、「講師の教え方が親切で非常に良かった」という声が多く見られます。
メンター・サポート体制:夜間もOKの質問体制と1on1面談
プログラマカレッジでは質問対応専門のメンター陣やキャリアアドバイザーも配置されています。学習中に疑問が生じた際は、平日10:00~18:00だけでなく夜間19:00~22:00の時間帯にもチャットやビデオ通話で質問対応が可能です。現役エンジニアの経験を持つスタッフが質問受付を担当し、わからない点を素早く解決できるため、独学では挫折しがちな初心者でも安心して学習を継続できます。週に1回は進捗確認の1on1面談も行われ、学習計画の調整やモチベーション維持のサポートも受けられます。
講師・メンター共に「伴走型」の支援を掲げており、受講生一人ひとりの得意・不得意を把握しながら二人三脚でゴール(内定)まで導く姿勢が徹底されています。その結果、未経験からでも挫折せずやり遂げる受講生が多く、高い就職成功率に繋がっています(後述)。
プログラマカレッジの:なぜ完全無料?違約金も一切なし
入学金・授業料・違約金すべて0円!リスクなく挑戦できる
プログラマカレッジの受講料は完全に無料です。入学金・授業料は一切かからず、教材費も基本的に不要です(開発に必要なPCは各自用意。※キャンペーンで受講生にPC貸与が行われることもあります)。有料コースも存在せず、全受講生が0円で利用可能となっています。受講にあたって保証金の預け入れや契約違約時のペナルティ金も発生しません。途中で研修を辞めてしまった場合でも、違約金等を一切請求されることなく完全無料で退会できます。このようにリスクなく受講に集中できる環境が用意されています。
では「なぜ無料で運営できるのか?」という点ですが、運営会社側は受講生の就職先企業から紹介料(協賛金)を受け取るビジネスモデルを採用しています。プログラマカレッジ経由で企業が人材を採用した際に企業から成功報酬を得る仕組みのため、受講生から授業料を取らなくてもスクール運営が成り立っています。紹介先企業は約4,000社以上と非常に多く、この豊富な企業ネットワークが収益源となっているため、受講生に経済的負担をかけずにサービス提供が可能となっています。
完全無料の範囲:自己負担は生活費や通信費のみ
受講に直接かかる費用(授業料・テキスト代)は全て0円ですが、研修期間中の生活費やインターネット通信費などは自己負担となります。また、東京以外から受講する方が就職活動で上京する際の交通費・滞在費も原則自己負担です。ただし地方在住者向けには、後述の「オンラインプラス」制度によって上京交通費や首都圏での住居提供が無料支給される手厚い支援策も用意されています。
※参考までに、他の代表的なプログラミングスクールの受講料相場は数十万円(30~70万円)程度と言われますが、プログラマカレッジではこれらが全て無料で提供されています。同種の無料スクールでも違約金や年齢制限付きのものが多い中、違約金なしで完全無料という点で際立っています。
キャリア支援の内容:4,000社以上の求人と手厚いサポート
プログラマカレッジの就職支援は非常に充実しており、未経験からITエンジニアとして内定を獲得できるまで徹底的にサポートしてくれます。主な支援内容と実績は以下のとおりです。
提携企業・求人数の豊富さ:首都圏IT求人5,000件以上
スクールと提携する紹介可能企業は4,000社以上にのぼり、常時5,000~7,000件ものエンジニア求人を保有しています。紹介先企業の業種は多岐にわたり、特に首都圏のIT企業(SIer・ソフトウェア開発会社・Web系ベンチャーなど)が中心です。紹介求人はエンジニア職に限定されており、未経験からでも開発エンジニア・インフラエンジニアなど技術職のみを提案してもらえます。そのため「エンジニアになりたい」という目的からそれない就職活動が可能です。企業ごとに採用ニーズを把握した上で、一人ひとりにマッチした求人を厳選して紹介してくれます。
就職成功実績:就職率98.3%、平均3.7社から内定獲得
公式発表によれば、就職率(内定獲得率)は98.3%と極めて高い実績を誇ります。※就職率98.3%は2019年3月~2024年3月までの累計データであり、受講後にほぼ全員が正社員エンジニアとして就職できていることを示しています。さらに一人あたり平均3.7社の内定を獲得しているとの統計もあり、複数企業からオファーをもらった上で自分に合った就職先を選べるケースが多いようです。これほどの高成功率は、充実した研修によるスキル習得と、手厚い就職支援の両面が奏功している結果と言えます。
具体的なサポート内容:専任CAが内定までマンツーマン支援
専任のキャリアアドバイザー(CA)が研修後に付き、マンツーマンで就職活動をサポートします。内容は多岐にわたり、履歴書・職務経歴書の書き方指導、職務経歴書の添削やあなたの強み・志向に合わせた自己PR作成支援、企業ごとの面接対策、想定質問集を使った模擬面接、適性検査やプログラミング試験の対策など、選考プロセスの初めから終わりまで網羅します。特に面接日程の調整や企業とのやり取りも代行してくれるため、初めての転職活動でもスムーズに進めることができます。紹介企業ごとに面接当日のフォローも行い、場合によってはキャリアアドバイザーが面接会場に同行・同席するケースもあります。このような手厚い支援により、受講生は研修後平均1ヶ月程度で内定獲得に至ることが多いようです(個人差はあります)。
以上のように、プログラマカレッジでは「研修でスキル習得」→「就職支援で内定獲得」までワンストップでサポートを提供しています。就職支援サービス単体で見ても、人材紹介会社さながらの手厚い内容であり、未経験からのエンジニア転職において心強い伴走者となってくれるでしょう。
メリット・デメリット:利用前に知っておくべきこと(対象地域・年齢制限・転職必須条件など)
未経験から無料で受講できるプログラマカレッジには多くのメリットがありますが、一方で利用にあたって注意すべき点(デメリット)も存在します。ここではメリットとデメリットを整理してみます。
プログラマカレッジのメリット
完全無料でリスクなし:経済的な心配なく学べる
受講料0円に加え違約金も一切ないため、経済的リスクを負わずにプログラミング学習と転職活動に専念できます。仮に途中で挫折しても金銭的なペナルティはなく、「まずは挑戦してみたい」という未経験者にとって敷居が低いのは大きな利点です。
充実したカリキュラムと実践機会:チーム開発で実務経験を積める
短期間で要点を押さえたカリキュラムにより、効率よくスキルを習得できます。特にチーム開発演習まで経験できる無料スクールは珍しく、実務に近い形で開発プロジェクトを体験できることは就職後にも大いに役立ちます。Javaなど企業ニーズの高い言語を学べる点や、資格取得支援まで含まれる点もメリットと言えます。
豊富な求人と高い就職成功率:安心して転職活動に臨める
提携求人が非常に多く、しかもエンジニア職限定のため、希望にマッチした就職先を見つけやすいです。就職率98%超という実績が物語るように、「就職できない」というリスクが極めて低いのは安心材料でしょう。平均で複数社の内定を獲得できるため、ブラック企業を無理に選ぶ必要もなく、自分が納得できる会社に絞り込める利点もあります。
手厚いサポート体制:挫折させないトリプルサポート
講師・メンター・キャリアアドバイザーによるトリプルサポートで、学習面でも就職面でも孤立しません。質問対応は平日夜間まで可能で、学習中の詰まりもすぐ解消できます。就活でも履歴書添削から面接対策、企業紹介までフルサポートしてもらえるため、未経験の転職活動を一人で進める不安がありません。
全国から参加可能&地方者向け支援:地方在住者もハンデなし
オンライン対応により日本全国どこからでも受講できます。地方在住で首都圏の求人を目指す場合、「プログラマカレッジ・オンラインプラス」制度を利用することで、東京近郊のシェアハウス提供や上京交通費支給といったサポートまで無料で受けられます。このため地方在住者でも金銭面の負担を抑えて東京での就職活動に臨めるメリットがあります。
プログラマカレッジのデメリット・注意点
年齢制限がある:原則29歳まで
原則として30歳まで(19~29歳程度)の利用に限られ、それ以上の年齢の方は受講できません。そのため30代でエンジニア転職を目指す場合は別の有料スクールや転職支援サービスを検討する必要があります。この年齢制限は他の無料スクールにも多く見られ、人材紹介ビジネスとして企業が若年層を求める傾向によるものです。
首都圏中心の就職:地方就職には不向き
提携求人の多くは東京を中心とした首都圏エリアで占められています。公式にも「東京での就職を希望していること」が参加条件に挙げられており、地方で地元就職したい場合や首都圏以外で勤務したい場合にはミスマッチとなる可能性があります。オンライン受講自体は全国可能ですが、最終的には首都圏での転職が前提と理解しておきましょう。
入校選考がある:誰でも受講できるわけではない
誰でも無条件に受講できるわけではなく、事前カウンセリングや適性検査で一定の選考があります。プログラミング適性や学習意欲を見るもので、場合によっては入学を断られるケースもあります。特に転職回数が極端に多く短期離職が続いている場合など、「企業から敬遠される可能性が高い」と判断されると受講を見送られることがあるようです。学歴はさほど重視されませんが、社会人マナーや本気度なども含めてトータルでチェックがある点には注意が必要です。
SES系企業への就職が多い:企業選びは慎重に
利用者の口コミからは、紹介される就職先にSES(客先常駐型のシステムエンジニアリングサービス)企業が多いとの指摘があります。SES企業自体が悪いわけではありませんが、自社開発志向の人にとっては希望とずれる可能性があります。ただし提携企業数が多いぶん優良企業も多数含まれるため、最終的な企業選択時に希望を伝えることで避けることも可能です。いずれにせよ、紹介先の企業内容はしっかり確認し、自分の志向に合った企業か見極める姿勢は必要でしょう。
就職を目的としない利用は不可:転職意思が必須
プログラマカレッジは就職支援が前提のサービスのため、「スキル習得だけして現職に留まる」「フリーランスになるために利用する」といった目的では利用できません。学習後に正社員エンジニアとして転職する意思があることが利用条件となっています。実際には途中退会しても金銭請求はないものの、受講枠は本気で転職したい人に限定されている点は理解しておきましょう。
以上がプログラマカレッジの主なメリット・デメリットです。総合すると、20代で首都圏エンジニア就職を目指す未経験者には非常に有力な選択肢ですが、年齢がオーバーしている場合や地方での就職を希望する場合などは適さないことが分かります。自分の状況に合致するか検討した上で利用を決めると良いでしょう。
他の無料スクールとの比較(GEEK JOB・0円スクール・ITCE Academy)
未経験者向けの無料プログラミングスクールはプログラマカレッジ以外にも存在します。代表的なものにGEEK JOB(ギークジョブ)、0円スクール(ゼロスク)、ITCE Academyなどがあり、それぞれ特徴や条件が異なります。最後に、プログラマカレッジとこれら他社の無料スクールとの比較を表形式でまとめます。
各スクールの料金体系・学習内容・サポート体制の違いを把握し、自分に合ったサービス選びの参考にしてください。
スクール名 | 料金(税込) | 学習期間・スタイル | 対象年齢(条件) | 学べる内容・技術 | 違約金・契約 | 就職支援・紹介先 |
プログラマカレッジ (インターノウス) | 完全無料(受講料0円) | 2~3ヶ月(平日5日フルタイム)~最長5ヶ月(週3夜間・個別)※オンライン研修 | 19~29歳まで ※首都圏での就職希望必須 | Java、PHP、HTML/CSS、JSなどWeb開発全般(チーム開発演習あり) | なし(途中退会も無料) | あり(必須):求人5000件以上、就職率98.3%、紹介企業4000社以上 |
GEEK JOB (グルーヴ・ギア) | 完全無料(転職コース) | 最短22日~最長3ヶ月 ※オンライン学習(教材+質問対応) | 20代限定 | Java、PHP、Rubyなど(個人開発演習が中心) | あり(途中退会時受講日数×3,300円) | あり(必須):求人約3,500社、就職率97~99%、ブラック企業紹介禁止 |
0円スクール (ブレーンナレッジシステムズ) | 完全無料(授業・教材0円) | 1~3ヶ月程度 ※各地の教室に通学(平日9:30-18:30) | 18~35歳まで ※週4日以上通学できる方 | Java、SQL、JavaScriptなど(独自カリキュラムで基礎習得) | なし(就職は任意) | あり(任意):就職支援あり ※各自の意思で就職可否決定、内定実績多数 |
ITCE Academy (エンライズコーポレーション) | 実質無料※紹介企業に就職成立時 | 約1ヶ月(4週間集中) ※オンライン研修(平日10-18時) | 20~30歳まで ※日本国籍のみ、正社員転職必須 | IT基礎、Linux、ネットワーク、Webサーバ構築(短期集中的に演習) | あり(条件付無料)※所定の企業以外に就職の場合は有料 | あり(必須):ITスタートアップ企業中心、実績:累計250名以上育成、紹介手数料で運営 |
※表中の「違約金・契約」は、途中退会や所定条件外での利用時に受講生が負担する費用の有無を示しています。また「実質無料」は所定の企業に就職した場合のみ受講料が無料になることを意味します。
プログラマカレッジ vs GEEK JOBの比較ポイント:違約金とチーム開発の有無
いずれも20代向け完全無料スクールでカリキュラム内容も似通っていますが、違約金の有無に大きな差があります。プログラマカレッジは途中辞退しても費用負担ゼロなのに対し、GEEK JOBは退会時に日数に応じた違約金(例:10日受講で3.3万円)が発生します。学習面では、プログラマカレッジがチーム開発まで経験できるのに対し、GEEK JOBは主に個人開発課題が中心でチーム開発はありません。また質問対応時間は、GEEK JOBが土日含め日中対応可能なのに対し、プログラマカレッジは平日夜も対応する代わりに土日対応はありません。紹介企業数はプログラマカレッジがやや多く、両者とも就職率はほぼ98%前後と高水準です。総じて、リスクなくじっくり学びたいならプログラマカレッジ、有償違約金があっても短期集中で終えたい場合はGEEK JOBという住み分けと言えます(※GEEK JOBは一時新規受付停止期間もあり、最新状況は公式要確認)。
プログラマカレッジ vs 0円スクールの比較ポイント:年齢・地域・カリキュラムの違い
対象年齢や地域展開に違いがあります。0円スクールは35歳まで受け入れ、東京・大阪・札幌など全国主要都市に教室があるため幅広い層に門戸を開いています。一方、プログラマカレッジは首都圏就職を前提とした20代限定です。カリキュラム面では、プログラマカレッジが実践開発や資格支援まであるのに対し、0円スクールはJava基礎習得に特化した内容で、ポートフォリオ(成果物)開発は行わない点が異なります。就職支援に関しては、プログラマカレッジは就職まで伴走が必須ですが、0円スクールは就職するかは受講生の自由であり、転職エージェント的な強制力はありません。その代わり0円スクールは自社(運営会社)への入社やグループ企業への就職が多く、特に地方で実践研修を積んで自社雇用するスタイルが強いようです。まとめると、地方在住や30代前半までで基礎スキルを付けたい人は0円スクール、首都圏20代で実践力も付けて就職したい人はプログラマカレッジが適しています。
プログラマカレッジ vs ITCE Academyの比較ポイント:期間・内容・就職先の制約
学習期間と契約条件が大きく異なります。ITCE Academyはたった1ヶ月の短期集中研修でLinuxやネットワークの基礎を学びます。その代わり就職先が限定的で、研修後にITCE紹介先の企業へ正社員入社した場合のみ無料、それ以外の進路を取ると受講料が発生するという契約上の制約があります。プログラマカレッジは就職先の選択肢が広く、どこに就職しても無料ですが、ITCEは紹介先企業に入社して初めて無料になる点に注意が必要です。言い換えれば、ITCE Academyは紹介企業(主にITスタートアップやベンチャー)の内定獲得を前提とした訓練校といえます。その分カリキュラムもインフラ寄りで独自色があります。したがって、開発系の幅広いスキルを付けたい場合はプログラマカレッジ、短期間でITインフラ基礎を学びベンチャー企業に飛び込みたい場合はITCE Academyと、自身のキャリアプランに合わせて選ぶのが良いでしょう。
プログラマカレッジのまとめ:無料プログラミング学習と転職の選択肢
プログラマカレッジは、20代のIT未経験者が完全無料でプログラミングを学び、ITエンジニアとして就職を目指せるオンラインスクールです。
主な特徴としては、以下の点が挙げられます。
- 完全無料・違約金なし: 受講料や教材費だけでなく、途中で辞めても違約金が発生しないため、経済的なリスクなく挑戦できます。
- 実践的なカリキュラム: JavaやPHPを中心に、Web開発に必要なスキルを基礎から学び、チーム開発演習を通じて実務に近い経験を積めます。
- 高い就職率と手厚いサポート: 就職率98.3%という実績があり、4,000社以上の提携企業から求人を紹介してもらえます。専任のキャリアアドバイザーが書類添削から面接対策までマンツーマンで支援します。
- オンライン完結: 全国どこからでも受講でき、地方在住者向けの首都圏就職支援制度も用意されています。
一方で、利用を検討する際には以下の点に留意する必要があります。
- 年齢制限: 原則として19歳から29歳までが対象です。
- 首都圏中心の就職: 紹介される求人の多くは東京を中心とした首都圏エリアです。
- 入校選考: 誰でも受講できるわけではなく、意欲や適性を見る選考があります。
- 就職先の傾向: SES企業への就職が多いという声もあります。
プログラマカレッジ以外にも、GEEK JOB(違約金あり)、0円スクール(35歳まで/通学)、ITCE Academy(インフラ/就職先制約あり)など、様々な特徴を持つ無料プログラミングスクールが存在します。
最終的な判断のために
プログラマカレッジは、特に「首都圏でのITエンジニア就職を目指す20代の未経験者」にとって、非常に魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。しかし、ご自身の年齢、希望する勤務地、学びたい内容、キャリアプランによっては、他のスクールや学習方法が適している可能性もあります。
どのスクールが自分に最適かを見極めるためには、Webサイトや評判だけで判断するのではなく、実際にスクールの雰囲気やサポート体制を確認することが重要です。
プログラマカレッジをはじめ、多くのスクールでは無料のカウンセリングや説明会、体験セッションを提供しています。もしプログラマカレッジに少しでも興味を持ったなら、まずは無料カウンセリングに参加し、疑問点や不安な点を直接質問してみてはいかがでしょうか。実際に話を聞くことで、ご自身に合うかどうかをより具体的に判断でき、後悔しないスクール選びの第一歩となるでしょう。